新型インフルエンザ・ウォッチング日記
ここ最近の、鳥インフル ヒト感染でWHO公認が出たケース。カンボジア、エジプト、インドネシアで。
インフルウォッチングを趣味でやっていると、たとえばインドネシアのやや怪しげな現地報道から、これは本当かガセか、WHO公認に至りそうか立ち消えそうか、行間読みながら推移を予想する・・・というあたりが醍醐味になってきたりします。で、WHO公認が出るとゲームが終わったような気になってこちらで紹介しそびれるという事になりがちで(笑)・・・
WHO公認が出たものを、こまめに日本語で紹介してくれるところ・・・管理人的には日経メディカル(パンデミックに挑む)が文章も自然で一押しかと思っています。
というわけで、同サイトのコピペで。
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エジプト&インドネシア
WHOは1月19日、インドネシアで1例、エジプトで2例、鳥インフルエンザH5N1ウイルスのヒト感染例が確認されたと発表した。鳥インフルエンザH5N1ウイルスのヒト感染例についてのWHO発表は、年明けからこれで6回目となった。昨年の同時期は3回でいずれもエジプトからの報告だったが、今年は倍増しただけでなく、中国、エジプト、インドネシア、カンボジアと地域的にも広がりを見せている。
インドネシアの患者は5歳女児(Jakarta Province在住)で、2012年1月7日、サーベイランスによって感染が確認され病院へ紹介された。同月13日には、患児は呼吸困難に陥った。その後、病状が悪化し、同月16日に死亡した。
今回の女児は、インドネシアの183例目(WHOが1月11日に発表)となった男性の家族。家では鳩を飼育していたが、男性と同様、病気の鳩と接触していた。いまのところ、他の接触者の中に感染は確認されていない。
インドネシアではWHOが統計を取り始めてから184例目(うち死亡152人)となった。
一方、エジプトで確認された患者は、2歳女児(Cairo Governorate在住)と31歳男性(Fayium Governorate在住)の2人。女児は、2011年12月30日に、インフルエンザ様の症状があるためHelwan Fever Hospitalを受診した。その後、RT-PCR検査によって、H5N1感染が確認された。感染経路については、家で放し飼いしている家きん類との接触が疑われている。
2例目の男性は、2012年1月1日に症状が現れ、同月14日にタミフルによる治療を受けた。現在も入院しており、重症管理室で治療を受けている。
感染経路としては、放し飼いの家きん類との接触が疑われている。エジプトでは159例目(死亡55人)となった。
カンボジア
WHOによると、1月18日、カンボジアで鳥インフルエンザH5N1ウイルスのヒト感染例が確認された。2012年で初めての事例になる。
患者は男性で、2012年1月18日に死亡した。WHOが統計を取り始めた2003年以降、カンボジアでは19例目となった(うち死亡は17例)。
同国では2005年に4件の確定患者が報告されて以降、1〜2件の報告が続いた。2011年に一挙に8人の報告があり、動向が注視されている(図1)。
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